配置後のスペースを考える
人は物事を、自分に都合よく考える傾向があります。いくらかのリスクをはらんでいる問題でも、そのリスクを度外視して突き進んでしまう事があるのです。
リスクの存在に気がついていないわけではありません。
しかし、それを過小評価してしまうのです。
それが問題となって顕在化しても大きなことにはならないだろうと考えてしまう事があるのです。
その結果、そのリスクは無視されます。
実際にその後何事もないこともあるでしょう。
しかし、潜在的なリスクが首をもたげることもあります。
そうなると、事前にそのリスクに気がついていただけに残念なことになります。
これは、住まいの家具を考えるときにも必要な視点です。
家具の購入にどのような潜在的なリスクが存在するのでしょうか。
それは、家具の大きさです。
家具は、家電などと同じように非常に場所を取るものが多いでしょう。
それで、購入するべき家具を間違えると、その家具のせいで部屋が手狭になってしまうことがあるのです。
ここで、必要なのがリスクを考える力です。
その家具を導入すると、どの程度のスペースが残るかを客観的に考える力が欠かせません。
たとえば、ベッドがあります。
布団よりもベッドがある生活にあこがれて、ベッドを購入する人はたくさんいます。
しかし、実際問題としてベッドは非常に場所を取るアイテムです。
それで、そのベッドを置いた後に、どの程度のスペースが残るのかを正確に理解しておくのは大切です。